理論と感覚、それがデザイン。みなさんは子どもの頃「絵」を描いていましたか?上手い、下手、得意、不得意と「絵を描く」事を意識した頃の記憶ではなく、お父さんやお母さん、お兄ちゃんやお姉ちゃんと一緒になって描いていたあの頃。道路に描いた「絵」。海水浴の砂浜に描いた「絵」。ノートや教科書の端っこに落書きした「絵」。そんな「絵」を描いていた時の記憶。たぶん無意識に楽しかったのではないでしょうか?。誰からの評価もなく、ただ単に描きたいから描いていた「絵」。白い画用紙がなくても、カラフルな色鉛筆やクレヨンがなくて、黒いペンで描いた「絵」であっても、あの頃のあなたのココロの中は、色鮮やかな「色の世界」が広がっていたのだと思います。それがあなたにとって「一番楽しい絵」だったことでしょう。そんな絵を共有して過ごした友だちや家族。でも小学校、中学校と社会に近づくにつれてルールや前例に縛られ始め、気がつけばそれがあたかも定理のように感じ始めます。

鉄の塊の飛行機は空を飛び、船は海に浮かぶ。これが「理論」
ミクロの世界を指先で見分ける町工場の職人。これが「感覚」

社会ではこれを異なるものとして、別々に捉えて処理しようとする場合が多々あります。初めはそれなりに機能はしますが、私の知る限り途中からギクシャクと動きがおかしくなり始めます。デザインの制作現場ではどんな場合も優劣なく常にセットであるべきだと私たちは考えています。ただその時の状況によってどちらかに軸足が置かれることはありますが、それでも基本はひとつの中に均等に収まることで末永く機能する。私たちビギンのデザインスタイルは、マーケティングや広告理論を背景に、人間の「感情とココロ」に軸足を置き、企画書では書ききれない、五感すべてに「伝え感じる」デザインの企画制作を信条として、お客様ご自身のビジネスに役立つ「シンク&ドゥ」をご提供しています。